13世紀の哲学者の記述に、「自動車」のようなものを記した記述が見られましたが、現実には至りませんでした。
15世紀になると、ヨーロッパではルネサンスの動きが広まり、様々な学問が発達します。
自動車産業に関しても、イタリアのフランシスコ=ジョルジオ=マティーニや、レオナルド=ダ=ビンチなどによって、具体的なアイディアが絵に描かれました。
しかし、これらのアイデアは、どれも実用化には至りませんでした。
16世紀初め、オランダのシモン=スティーブン=が風力帆走車を発明し、乗客28名を乗せて時速34kmで2時間走行したという伝えがあります。
これは風力という力を借りながらも「自力で走行」をしています。
しかし確かな証拠は無く、「風力」を借りることは「自力」で力を出しているのと同じかというと、そうでも無いので「自動車の起源」には当たりません。
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1649年、ドイツの時計職人が小さめの荷車をゼンマイ仕掛けで動かすことを考えました。
そしてこのゼンマイ仕掛けの車が、1700年代に実用化されました。
しかし、短い距離しか荷物を運ぶことができないことや、「ゼンマイ」なので、現在のオモチャ同様、たびたびゼンマイを巻かなければなりませんでした。
1678年、オランダの科学者クリスティアン=ホイヘンスとフランスの科学者ドニ=パパンにより黒色火薬を燃料とするエンジンが試作されました。
しかし、これも完成までには至りませんでした。
1680年頃には、自動車ではありませんが、水蒸気を後方に噴出させることによって前進するという、興味深いオモチャもありました。
このようにして、人々は「自動車」という乗り物を、古くから求めてきたのです。
しかし、「自動車の起源」に当てはまる乗り物にはなかなか辿りつけませんでした。
次に、移り変わる自動車の動力と発明に携わった偉人をご紹介します。
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