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自動車の歴史

エンジンの特徴

ここまで蒸気・ガソリン・電気と3種類のエンジンが登場し、現代における自動車に近いものが登場してきました。 しかしよく考えてみると、ガソリンエンジン・電気自動車は蒸気エンジンから1世紀ほど遅れて登場しているのです。
  この「1世紀」という長い間、蒸気エンジンがめまぐるしく成長し、ガソリン・電気エンジンが蒸気エンジンに追いつき、普及することは無かったためです。   3種類のエンジンの特徴を比較してみましょう。

蒸気エンジンの特徴

・エンジンの小型化が進行
・騒音とは無縁と言えるほど静か
・複雑なトランスミッションが無くギアチェンジ不要
・スロットルレバーだけの操作で運転が可能でスムーズな動きができる
・加速性が強い
・石炭だけでなくいろいろな種類の燃料が使用可能
蒸気自動車を製造するメーカー(スタンレーやホワイト)も1920年代まで製造を続け、ガソリンエンジン一色となってしまったことに疑問視する声が今なおあるそうです。

ガソリンエンジンの特徴

・始動・整備(メンテナンス)が蒸気と比べて簡単
・比較的少ない燃料で、長距離走行が可能(燃費が良い)
・エンジンが小さく軽量
これらの利点を不安に思う人も多く発明当初は信頼性に問題があったが、これらの問題の大半は、ダイムラーとベンツの自動車により解決されることになります。

電気自動車の特徴

・蒸気エンジンと同じく騒音が無い
・乗車時の振動が少なくニオイも無い(クリーン)
・スタート時のクランク操作が不要
・走行時のギアシフトが不要
・マニュアルよりもオートマに近い操作
第一次世界大戦ごろまでは日本を含めて世界的に広まりましたが、当時は再充電に長時間かかったこともあり 一部の人々に受け入れられることがあっても、ヒットは起こりませんでした。



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